小笹 樒(こざさ しきみ)

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秋のすっきりとした日差し。
暖かく、絶好の絵描き日和だ。僕は誰もいないことを確認をすると、自然と昔からいる絵で描いて具現化した使いが現れた。姿は鯱で他の具現化した使いより遊び好きで無邪気な使いだ。
僕はおもむろに絵を描くと、不思議と描いた絵が具現化した。
不思議すぎる現象に周りは謙遜する。だから誰もいない所で自分だけの世界で絵を描くのが僕の日課だ。
でも君は謙遜せず、僕の周りにいる使いのように興味津々で見てくれる。
ぼんやりとしていたら、使いにつんつんともう少し絵を描いてと言わんばかりに催促された。僕はそれに答えるようにまた絵を描いてみながら、また会いたいなと考えていた、今度はお話でもしてみたいけれど、そういう勇気、僕にはあるのだろうか?

10/19/2024, 1:27:40 AM