「そのキャンドルは君にプレゼントするよ!」
そのキャンドルは花形に取られていて中には薔薇の花が埋め込まれていた。
「君にピッタリだよ!!」
今どきキャンドルなんて使わないし、いらないと思っていたけど、言われたら仕方がない貰うしかない。
「ありがとう。」
そう言って作り笑顔を向けて彼が買ってくれた。
「それ、毎日5分でもいいからつけてね?」
そう言って、今日のデートが終わった。
可愛らしいラッピングの中にはキャンドルが1つぽつりと置いてある。家に帰って早速火を灯して見た。窓の付近に置いていたからか、5分ぐらいで風によって消されてしまった。
「何か中に入ってるのかな?」
そして、
約2週間後、なにか金属らしきものが頭をだしていた。
それを彼氏に伝えると、「明日のデートの時それを持ってきて?」
理由を聞いても答えてくれない。ただ持ってきて。
翌日
「待った?ごめん化粧に時間がかかって。持ってきたよ?キャンドル。」
「大丈夫だよ?じゃあ歩こうか!」
と、スタスタと歩き始める彼に慌てて着いていく私。
「このドレスがいいね!このドレスください。」
そう言って、ドレスを買い。
「このアクセサリー素敵だ。これもください」
と、高額なものばかり買っていく彼氏を見ていてもたってもいられなくなってしまい、
「そんなの、どうするのよ!。」
「ん?」
全くもって理解が出来ない私にお構い無しでフルコーデをしてくれて、美容院までしてくれていた。
いたりつくせりな私を見て満足した表情を浮かべていた。
よる。
「キャンドルすこしだけ灯してくれない?」
そういう彼氏に私は火を付けてキャンドルを灯した。
数分後やっと、謎が解けてしまった
「指輪、」
「僕と、結婚を前提に付き合ってくれませんか?」
そう言って、右手の薬指にこの指輪をつけてくれた。
左の薬指にもそろそろつきそうだ。
11/19/2023, 12:53:14 PM