少女は普通の女の子でした。
「友達」が付きまとう様になってからは
人生が一変してしまいます。
「友達」は幽霊を信じているらしく、
少女は幽霊を信じていないと言うと、
ぶりっ子ぶって「何で信じないの〜?」と、
執拗に幽霊を信じて欲しいと迫って来ます。
少女は信じていないと言い切ると、
「友達」は、クラスメート達に
「少女は霊を信じてるって。馬鹿だよね〜(笑)」
と、言いふらしていました。
少女は、「友達」に
「何でそんなこと言うの?」と、問い詰めると、
少女は、クラスメートから
イジメを受けるようになりました。
少女は、仲間外れにされて、
友達と遊びに行く経験も
合コンに参加する経験も
仲間と共に何かを成し遂げる経験も
無いまま青春時代が終わってしまいました。
少女の思い出は
誰かに馬鹿にされたり
嘘デタラメの噂を流されて彼氏が出来なくなったり
挙句の果てには
ランクが最下位で結婚しないまま人生が終わる
とまで言われました。
少女達は、大人になると
イジメの主犯格達は有名な漫画家になりましたが、
少女自身は病気になりました。
少女の将来の夢は漫画家でしたが、
その夢すら「友達」を始めとするイジメの主犯格達に
奪われてしまいました。
少女は、イジメの被害に遭っていて
漫画の絵を描くどころでは無かったのです。
無常にもイジメの主犯格達は
少女の事を馬鹿にするような内容の
漫画を描いています。
少女は障害者になり、
作業所や会社の障害者枠の仕事をしています。
何でこんな目に遭うの?
何で悪い人間がお金持ちになるの?
何で私以外の人間が敵になるの?
少女はいつも思っていました。
9/15/2021, 10:50:32 AM