Sunrise
明け方ふと目覚めたら、雨が降っていた。
夜明けの雨はミルク色…
で始まる、荒井由実さんの古い曲「雨の街を」を思い出した。
高校時代にユーミンばかり聴いていた時期があったが、その頃あまり刺さらなかった曲ほどこの歳になると好きになる。
「雨の街を」もその一つで、十代の少女の繊細さ、瑞々しさ、無邪気さ、危うさが美しい旋律と歌詞で見事に描かれていると思う。
♪誰かやさしくわたしの肩を抱いてくれたら
どこまでも遠いところへ歩いてゆけそう…
何度も繰り返されるフレーズは、夢のような朝焼けの街で、ふわりと連れ去られてしまう少女を想像させる。
とても幻想的なイメージだけれど、現実では言葉巧みに騙された少女たちの、悲惨なニュースをよく目にする。
5/22/2025, 4:48:30 AM