間接照明の夕焼けみたいなライトで過ごす午後3時47分。
HomePodから寺尾 聰の『ルビーの指環』が流れている。
最近はめっきり寒くなり、もうどこへ行くにも──リビングや仕事部屋、寝室など──毛布を手ばなせない季節がきたんだなあとしみじみ思う。
マイブームのそば茶のティーパックを水筒へ落とし、ぽこぽこと沸騰したお湯を注ぎいれる。
水筒では、わたしのお気に入りのグラス1.7杯分のしか飲めないので、そば茶のティーパックは朝から何番も何番も煎じられて、この時間にはすっかり出がらしになっている。
そば茶とは到底よべない、ほぼ透明のお湯。
ルビーのリングを買おうかしら。
この世界のどこかで、指にはめたルビーを探している人がいるかもしれないのだから。
【夢と現実】
12/5/2024, 9:02:20 AM