―愛情―
なにかが足りないと思ってた
僕にはないなにかが、みんなにはあって
だから、その僕に足りないなにかを
僕はずっと欲しがってた
僕とみんなじゃ、何が違って、何が同じで…
考えてみても全く分からなくて
そもそも、人それぞれ、何もかもが違うから
僕は僕であるわけで…
そんなある日、
いつもの事のように
僕に降ってきた大きな拳が
僕には何が足りないのかを教えてくれた
気を失ってしまうくらいの
痛みと引き換えに
―あぁ…そうだ。
僕は、“愛情”が欲しかったんだ…―
11/28/2022, 8:39:44 AM