そっと伝えたい
図書室でいつも見かける君。窓からふわっと淡い風が君のきれいな髪の毛をくすぐる。その髪をそっと手で抑えたならば、僕の胸の鼓動は急上昇。遠くからでしか、いつも君を見ることができない。君はいつも独りでいて、僕はいつも人に囲まれている。僕だって君と二人きりで話してみたい。
だけど、叶いそうにないや。
だって君はいつも、図書室の窓を覗きこんでは本で顔を隠すじゃないか。僕と君以外図書室に人が来ることはなのに…
僕は君が気になる。だけど君は"僕"ではない誰かを見ているようだから。でもね、僕は君以外見るつもりなんて微塵も無い。だから僕は
「君が好きだよ。」
と言いたい。
だけど、君は困るだけだろうから
「ぼくも、そんなふうに見て欲しいなぁ〜」
とそっと伝えたい。
2/13/2025, 10:19:39 AM