独白

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ハッピーエンド

私の好きなゲームでのことだった。
戦闘もののRPGで、ゆるいマルチ要素があった。

私がマルチを始めた時、発売日からもう2~3年経っていて、全盛期より随分過疎化していたようだった。

私はゲームを楽しむならソロで、マルチをやるならプレイヤーを見るプレイスタイルだった。

テンション高く振る舞って、その内再び会った野良に絡んで、仲良くなって、何度も彼らと戦った。

今でも覚えている。彼らが初めて私に反応してくれたこと。震える手でメッセージを送った時の事を。

彼らが去る前にこの周を最後にして、思い出を抱えて次のゲームに行こうと思ってた。

それが私のハッピーエンドだった。

それから1年が経った。今、私は一人でこの地に降り立って彼らの面影を追い続けている。

もう誰も戻ってこない。
空いた距離は埋まらない。

ただ虚空の中で彼らの帰りを待つ。あの日々のハッピーエンドの先に何もないと分かっていても。

3/29/2026, 2:55:26 PM