彼とわたしと

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今日は安定薬を飲むのを忘れて、情緒不安定なまま部活に向かった。部活の準備をしていると、私の座っている横に君がきて、「これはわたしの仕事!」と道具を奪ってきた。ちょうど体が痛くなってきたので助かる。わたしはその隣で土下座をして、弱音を吐く。なぜ土下座なのかというと、存在が縮まった気がして安心するからだ。君の横で「テストの点数に満足いかない、もっと勉強したらよかった、後輩ともどうやって対応したら良いの…?、どう頑張ったら最適解なの、」と不安を呟く。そんなわたしに君は、「そうだね〜、あなたなりに頑張ったと思うよ」と、うずくまっている私の頭を撫でてくれた。それは、5秒間とか、なでなで、とかじゃなくて、さっと私の頭に手を置いてくれただけなのだけれど、それがすごく嬉しくて、どきどきというより、安心できた。どこか居心地が良くて、すきだなと思った。

これを思い出した22時のわたしが一番やりたいことは、今すぐ君に会いたいということ。一番やりたくないことは、君に触れてもらえたこの頭を洗わなくてはならないということ。どちらもいずれ訪れるけれど、、今の私には大きすぎる試練だ。

“やりたいこと”

6/10/2024, 1:03:02 PM