まいける

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春爛漫

春爛漫→満開の桜から呼び出される記憶は高遠の桜。
あんなに天井も床もピンクの空間はあれ以来経験してない。

行動範囲がどえらい広い人と友達で、大学時代あちこちくっついて行ってた。
彼女は中高留学してたのに、大学生になった時点で都内の道はもちろん、関東と甲信越ぐらいまで地元民しか通らないような道まで知ってて、都内は東側でも西側でも都下でもどこでも車で15分でやって来る能力者だった。

助手席に乗せてもらうと、元々タクシーの運ちゃん並みの知識なのに、毎回野生の勘みたいなものを駆使して「ここ曲がった方が早いかもしれない」と知らない道をどんどん行き、ショートカットルートを更新していた。

運転が好きな人だったから乗せてもらうことも多かったけど、たまには私の運転に乗ることもあった。
道案内はナビいらずでしてくれるんだけど、たまに「ここでユーして(Uターンしての意)」って、私のドラテクではちょっと難しいですぅーという指示が飛ぶ。
「え、ここ?ここは無理、私じゃ無理」と言っても「ちゃんと見てるから大丈夫、行ってみて」って諦めてくれないので、彼女を乗せる時は毎回「今日はユーありませんように」って祈ってた。

彼女は社会人やってから医療系の大学へ編入し、長野で大学生活を送っていた彼女のところへ何度か遊びに行った。
その時高遠城址の桜を見に連れて行ってくれた。
「どうしても連れて行きたい蕎麦屋があるから」と結構な距離を信じられない速さで連れて行ってくれたり、彼女と行動する数日は私にとって10日ぐらいの行動量で、時間の長さを操れる魔法みたいだ。
能力者はいるんだ、と毎回思っていた。

SPECですね。
急に息子がSPEC見出して、目のはじに映るのを「わー懐かしい」って言ってたら、気付いたら一緒に全部見ちゃった。
前見たけど内容ほとんど忘れてて、一喜一憂激怒しながら楽しかった〜。
全くあせない名作ですね。
息子が「大事なことはハートに刻まれるから記憶から消されないんだね」って言ってて、「そうだね、だからどんな思い出も忘れちゃっても大丈夫なんだよ、ちゃんと仕舞われてるだけだから必要な時に出てくるよ」って言うことにより自分の物忘れの激しさを問題ではないと刷り込んでおきました。

4/11/2026, 1:47:03 AM