るに

Open App

あぁ、この悪夢が
醒めたら、醒められたら、
どこへ行こう。
ちょっと憧れてた弓。
でも夢の中では
ただの武器だった。
家で普通に過ごしてた。
特に変なこともなくて
いつも通り2階で寝たり、
アニメ見たり、
ぐだぐだしてた。
1、2時間してから
1階に降りたら
誰もいなかった。
今日は休日だから
家族はみんないるはずだった。
けどリビングは静かで
何をしていたかの痕跡すらない。
すると、
私はずっと気づかなかった、
背が高く弓を持つ男がリビングにいた。
着いてこいと言われ、
庭まで歩き出した。
私は嫌な予感がして聞いてみる。
誰を殺したの?
弓を持つ男は答える。
さぁ?
俺にとっては全員動く的だった。
そんなことを話してるうちに
庭に着いた。
そこには私の母がいた。
泣いてはいなかった。
母以外の家族は
みんな喉に矢が刺さって
紐に吊るされてた。
やったのは2人の弓を持った男たち。
母は運良く矢を避けたのか、
無傷だった。
そして弓を持つ男は
私と母に弓と矢を渡して
これで俺たちを殺してくれ。
と、そう言った。
"Good Midnight!"
正直もう何もかもどうでもよかった。
腹に刺して
苦しませて殺そうと考えてた。
そんな考えが
私の中にあった事が1番恐ろしかった。
どうせ簡単に日常が壊れるなら、
どこかへ行きたかったな。
そこで目が覚めた。
二度寝しそうになると
またあの光景と考えが
頭をチラつく。

8/4/2025, 5:22:02 PM