夜叉@桜石

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酒瓶を片手に眺めた夜は、
 禍々しい光をはなつてゐる。
  なんと美しき世界!
夜風に吹かれて凍えた街は、
 痛々しい歴史を隠している。
  何も輝かぬ未来!

天界の悪魔が降りた君は、
 きつと何時までも笑つていて、
冥界の天使が降りた私は、
 必ず何時までも君を探すのだ。

八つの灯りは私を照らし、
誰にも言えない秘密は語る。
また君たちといられるのなら、
私は何だって差し出そう。

6/6/2024, 9:47:24 AM