何気ないふり
明日を向く人を見て一歩後ずさる。
自分の手の内を見て2歩戻る。
未来がこちらにやってきて5歩逃げる
それでも逃げることはできなくて明日がやってくる。
後ろに下がることはできず時間という壁が押し出してくる。
メダルゲームのように流れ動く大多数の一部になることはできず、きっと自分は隅に挟まった役立たず。
それでも未来はやって来る。
波に打たれた岩みたいに何も出来ずただ耐え削れることしか出来ない。
自分のほうが何倍も削れやすい泥岩というのに波は容赦なく削り続ける。
結局何とかしたくて手の内見ても何もない。
ただ何気ないふりしてやり過ごすしかできない自分しか居なかった。
空白のなかには空白しかなくそれに名前をつけることも叶わない。
明日を夢見て過ごす自分のなかには何がのこっているのだろうか。
何気ないふり(2)
春が来た。
2月は走ると言いながら3月も走り去った気がしたが、まあ仕方ないだろう。
花が咲き、木々が艶めき、花粉が飛ぶ
憂鬱であり一年の始まりを祝う季節と思えよう。
アレやコレや憂鬱なことや不安な事はあれど、花は今を歓迎し強く咲き誇っている。
動物が目覚め、桜が咲き、虫が出てくるこの季節、
春のだけの綺麗な植物も居るが大半は違う。
何気ないふりして咲いている雑草たちに感謝を。
柔らかな緑は彼らのおかげで生きている。
3/30/2026, 5:06:19 PM