物語の始まり
振り返ると、それは、始まりだった…
あの雨の日、雨宿りしていたら、あなたが隣に駆け込んで来た…突然の雨で、近くにコンビニも無くて、バス停の小さな屋根の下に飛び込んだ…程なく、あなたもやって来て…
濡れて、下着が透けていたあなたに、周章てて上着を差し出した…あなたは一瞬戸惑う様子で、自分の姿を確認して、躊躇いながら、羽織ってくれて…ちょっと挨拶交わして、雨が止むと、そのまま帰ろうとした…ただの、何処にでもある一コマで、それで終わりだと、思っていた…
でも、そこから、あなたとのやりとりがあり、いつの間にか、恋人と言う関係になった…見ず知らずの出逢いが、こんなふうになるなんて…
ただの雨宿り…そこから始まった、予想外の展開に、今更乍ら…
4/18/2025, 3:08:24 PM