ぬま

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「旅路の果てに」

それはどこだろうか、と考える。


旅に目的があるのなら、達成された瞬間
旅路の果てにたどり着くのだろうな。

目的がないなら、
……そう、例えば、


松尾芭蕉みたいな感じで
旅を栖とするなら、
人生を旅とするなら、

最後に見える景色が、旅路の果てなのだろうか?


かなり詩的な表現だが、
つまり、死ぬ瞬間であるか、ということだ。


私の考えは、いいえである。
人生の旅は、
途切れ途切れに、断続的に行われるものだと思う。


どこで立ち止まるかを、選ぶことができる。
目的を作ってもいいし、なくてもいい。

適当なところで終わって、後から
「ああ、あそこが旅の目的だったのだ」
と気づくこともある。

その時になかった目的だが
意識していないだけで実はあった、
ということもままある。


その断続的な旅を包括して
旅と見ることもできるが

振り返ることができない時点で
意識しすぎるものではないのだと思う。



旅路の果てを選べる。
自分が決めたところが果てになる。


そこに意味のあるものが転がっているかは

自分が
意味のあるものが転がっている場所を
選ぶか否かである、と思う。

2/1/2026, 5:45:08 AM