『赤い糸』縁切りで有名な神社へ行ってみた。ご利益はあるけるどやり方が少々手荒いと噂の神様は届いた願いをふむふむと読むと、手にしたハサミで赤い糸もそうでない糸もまとめてジャキジャキと断ち切っていた。確かに手荒だったけれど、そうでもしなければあとに控える山と積まれた願いを片付けられないのかもしれない。人の願いに際限がないのも考えものだ。お疲れ様です、と声を掛けると神様はチラとこちらに視線を向けて頷き、そしてまた縁切りに勤しんでいた。
7/1/2024, 3:57:03 AM