心の中に広がる巨大な迷路。
一度迷い込んだら、長い間迷い続ける。
出口はどこにあるのだろうか?
行き止まりが多く、なかなか前へ進めない。
飛び越えようとしても、下から行こうとしても、壊そうとしても、巨大で丈夫な壁だから進めなかった。
……進めなくなってから何日経つだろう?
まだ迷路の中で、迷い続けている。
ふと上を見上げると、光と共に手が出てきて、差し伸べてくれた。
手を掴もうと、上に向かって手を伸ばす。
ガシッ!と力強く掴むと、そのまま引っ張りあげてくれて、迷路から脱出することが出来た。
「助けてくれてありがとう」
改めて、友達というのは大切な存在だと感じた。
11/12/2025, 10:15:33 PM