『冬の足音』
さんざめく すずの音
静けさに溶け込む 赤鼻の声
白い雪を こすっては
立ちのぼる 濃いけむり
その向こうに
きっと
ほのかな赤みを
帯びた あなたが
白い息を 肩で
弾ませて
こちらを 見ている
ずっと 待ちこがれてた気持ちは
胸にしまって
あなたの手に そっと手を伸ばす
言葉のない空気が
湯気みたいに
あなたと私を 大きく包んだ
《chat GPTの指導後の修正版》
『冬の足音』
さんざめく鈴の音
浮き足だったトナカイの足音に
急かされるように
純白の雪に
溶けてしまいそうなほど
飛び跳ねる心臓は
お腹の底へ そっと沈めて
つま先が上がったまま
積もった雪に 吸い込まれそうに
前のめりになった私は
世界を白銀に染めたような
指の長い手に
触れたくて
かすめた
指先のぬくもりが
頬を刺す空気に
じわっと 溶けていった
12/3/2025, 8:49:48 PM