1000年先のことは、全く考えられない。50年先ですらムリだ。
手塚治虫の鉄腕アトムは、空想上の2007年頃を描いている。…今は何年?
北斗の拳は世紀末、つまり1999年に世界がほぼ滅亡しかかった世界という設定で…いや、今何年だよ。
まあ、これらは娯楽作品でどちらも名作だから未来が外れてるとしても十分楽しめるし、怒る人はいないだろう。
私は中国に関心があって何回も旅行している。
80年代終わり頃、中国映画祭と銘打ってそれまでほとんど見ることがなかった中国の映画を初めて、まとめて見ることが出来るようになった。
当時の中国はとんでもなく貧しく、人々は素朴で、真面目に頑張って生きているようだった。
社会主義の理想を信じても、現実の無惨さに打ちのめされる、そんなストーリーもあった、
ある教師が、眼鏡を壊してしまったが、それだけで生活が圧迫されてしまう。修理もままならない、新品も買えない…。
そんな中国が鄧小平の経済政策によってなんと世界第2位の経済大国に成長してしまった。
その姿を私は興味深く眺めていた。
しかし、何を思ってか習近平は、かつての貧しかった頃の中国に回帰しようとしているようだ。
実際いま、中国経済は破綻しているらしい。
これは冗談では済まされない、娯楽ではないのだ、他人事ながら中国人民の阿鼻叫喚が聞こえるようだ。
私の短い人生に於いても、こんな予測不能が起こる。
まして1000年先は想像しようがあるまい。
2/3/2024, 11:11:02 PM