虹の果てには宝物
虹を渡れば河向こう
あいたい生命がありました
本当にそれだけでした
‹虹のはじまりを探して›
安らげる場所 憩いの場所
それが水と緑のある場所だという
彷徨い迷った君はそう言って
先の景色へ駆けていく
安堵の色濃い背を見送った
共にはゆかずに見送った
熱と乾燥に生まれた躯じゃ
涼やかな湿度に耐えられない
君の願った天国は
誰にでもでは無かっただけ
‹オアシス›
赤い瞼をしろく冷やして
白い塩をとうめいに流して
声の形はおとのまま飲み込んだのに
いっつも一目でバレてしまうこと
悔しくないのは嘘だけど
嬉しくないのも嘘だったり
‹涙の跡›
7/29/2025, 9:59:23 AM