saku

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嵐が来ようとも

こういうフレーズを聞くと
決まって思い出す
アポリネールの詩
有名な詩

《ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ
我らの恋が流れる
私は思い出す
悩みの後には(必ず)楽しみが来ると

日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日は流れ 私は残る

手に手をつなぎ 顔と顔を向け合おう
かうしていると
二人の腕の橋の下を
相も変わらず疲れたまなざしの水が流れゆく…》

()の言葉は自分で勝手に足して覚えた

まだ父と母の家に住んでた頃
不安いっぱいで、無鉄砲
大人びていたのに、すごく幼い
子供だった
好きだと感じた詩は
どんなに長くてもすぐ覚えた
今でも少し 覚えてる

家を出て大人になり
ふと思い出して
最初の一語を誦んじた時
どんな場所でも…そう
日が暮れようとも
嵐が来ようとも
その時どんな気持ちでいても
それは一瞬で表れて
私の手をぐっと掴み
広い世界に連れ出してくれた

詩人たちよ

Merci infiniment!







7/29/2023, 12:26:51 PM