白い素肌にキツく口付けると、滲むように朱色が付いた。花が散ると表現されるけど、そこまで綺麗な表情ではなくて不格好で。かえって自分が蹂躙したようで背徳感もあった。美しいものを壊してはならないとずっと説かけられてきたけど、自分のものにならないならこれほど爽快なことはない。心は手には入らぬもの。隠して独り占めにもできない。
1/8/2024, 3:10:08 AM