空から入ってくる緩やかな風。同時に、りーん、りーんと鳴らす風鈴の音。だが、セミの合唱に風鈴の音が負けている。ならばと思い、こちらも数で勝負しようと風鈴の数を増やす。りーん、りーん。りーん、りーん。りーん、りーん。増やした結果、セミの合唱に勝利することが出来たが、今度は風鈴の音がうるさくなってしまった。結局、風鈴を一つだけ残し、全て外す。りーん、りーん。風鈴は多いより、一つの音で堪能するほうがいい。
7/12/2025, 11:01:45 PM