お題:空模様
夏の星、夏の月、素月。催涙雨にならなければいいが。これほど極暑が続けば9月が来るなんて到底思えない。過去の8月末は七夕にぴったりだった。日中の暑さがゆるんだ夜はとびきり最高で。その前に夕立が降れば、雨の匂いと相まって夜はとびきり……なんだったか。餅が美味かったのは中秋の名月。カナカナ、鳴いていたのは、あれは、やめよう。感性が死んでる。写真を見ても何も思えない。幸せか。大丈夫。今は頭痛のせいで苦いだけだ。虹の端を見に行きたいといった、雲を食べてみたいといった、夢に溢れていた。綿あめのことをしばらく雲だと思って食べていたのだ。光芒をカメラで撮りたかったのはなぜだったか。空を眺めていた。空がドーム状に見えた。浅い知識と照らし合わせ。地球が球体だからそう見えるんだ、とはしゃいで。外の空気が美味しい。空は飽きないこんなにも。星を黄色のクレヨンで描いていたのはなぜか。こんなにも青く赤いのに。星が揺らいでいるから流星と見紛う。満たされる感覚がする。雲が泳いでいる。それ、再生できない。空模様だったな。空模様。ずっと部屋で寝ているよ。比喩表現は嫌いじゃない。むしろ主食さ。なのに、今は腹が膨れない。空の話だった。空を見ているとからっぽになれるから空っぽと書くのだろう。地上ほど物で溢れていない、ほとんど何もない。あるのは空気と、遥か上空、飛行物体があるくらいで、空はどこまでも広大だ。この地球を庇っている。だから、そう、空っぽの話だった。違う間違えた。空模様の話だった。空の模様とは何を指しているのだろう。雲か色か天候か。ひつじ雲だ、と喜んだときは確かに空に模様があると思った。教科書も高積雲なんて難しい字を使わずひつじ雲って書けばいいのにと思った。とりとめのない。空模様さ。比喩表現は嫌いじゃない、むしろ。ご飯食べなきゃ。文字の圧で胃もたれが起こる。
8/19/2023, 10:56:16 AM