この話には
nmmn、RPSの要素が含まれます。ご本人様とは一切関係ございません。苦手な方は閲覧を御遠慮ください。
いつまでも、降り止まない雨
何故だろうか、昨日から雨が降り止まない。
まるで、僕の気持ちを表してるみたいに。
それは、一昨日のこと…
『もう、この関係やめよう』
「へ、、?な、なんで、、」
『疲れたんだよ。』
「や、やだ…」
『バレたらどうすんだよ。お前責任とんないだろ』
「っ、、だけど、」
『だけど、何?』
「僕は、ヒョンの事が好き。」
『俺も好きだよ、でも』
『上が、、許してくれなかった、』
「え、?」
『だめなんだよ、俺たちは一緒にいちゃいけないんだ。』
「、、、、分かりました、」
「でも、僕は、ずっとヒョンの事が好きです。」
『うん、俺も』
雨に打たれながら抱き合った。寒いはずなのに、心が痛いはずなのに、
すごく、幸せだった。
でも、幸せな時はすぐに過ぎていく。ヒョンは僕から離れた。1度もこちらを振り返らずに、前に向かって、傘もささずに歩いていった。
涙が止まらなかった。僕の肩が濡れてるのはヒョンの涙だろうか、泣いてくれたのかな。そう思うほどに滝のように流れてくる涙。泣いても泣いても涙が枯れることはない。
1ヶ月後
僕の家のポストに1枚の手紙が入っていた。
俺の愛する人へ
まだ俺のこと、好きで、信じてくれているのなら海辺に来てください。2人で幸せになりましょう。
その手紙は確かにひょんの字だった。少し濡れてぐしゃっとしていたのはひょんの涙なんじゃないか。そう思うほどに会いたくなってくる。今なら、会える。
僕は無我夢中で走った。2人でよく来ていた海辺。あれから降り止まない雨のせいで景色は良くないけど、とても綺麗な海なんだ。
「ひょ、ひょん、?」
『ん?』
「も、もう会えないのかと思った、」
『ばか、俺がお前のこと捨てるわけねぇだろ。』
「うぅっ、、ひょん~」
『おぉっ、、急に抱きつくなよㅋㅋ』
「大好き、愛してますっ」
『俺も、愛してる』
チュッと可愛らしい音を立ててしたぽっぽは、少し濡れていた。雨のせいだろうと上を見上げると、
空には虹がかかっていた。
5/26/2022, 9:11:22 AM