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#光と闇の狭間で

言葉の雰囲気でイメージするのは、光が明るくて、闇は暗いみたいなこと。
たくさんのものを表す言葉が存在するけれど、イメージってとても強い刷り込みだと思うのです。りんごと言ったら、赤いものを頭に思い浮かべるみたいに。
光の言葉で、希望や夢や未来の言葉を用いられる。綺麗な言葉は、とても美しくて、眩しくて、それさえあれば無敵で、「正義でしょう」とでも言いたげに堂々と立っている感じ。

暗いより、明るい方がいい。
平凡より、充実の方がいい。
劣っているより、優れている方がいい。

光と闇みたいに対義する言葉があると、どちらが正しいかを求めなければいけないような感じがする。ただ言葉としてあるだけなのだけれど、選ばれなかった片方が悪であるみたい。

光の持つ輝かしい印象を好ましく思う人もいれば、あまりに眩しくて苦しくなっちゃう人もいるから、結局、ポジティブがいいとか、ネガティブがだめなんてことの勝敗をつける必要はなくてもいいと思うのです。

綺麗な言葉は美しいけれど、時々、少しやさしくない。

暗闇の中にいるからこそ、見える光はある。
けれど、ずっとひとりぼっちで息を潜めておくには寂しい。

自分が見たいようにしか、この瞳には映らないみたい。

12/3/2023, 4:41:20 AM