紅葉【もみじ】Family☆Story

Open App

         ☆愛情☆
愛犬めいちゃんは、早くに親元から離れた。
(内容はお題『冬になったら』にかいてます。)
だから、ママの記憶がもうないかもしれない。
我が家にきて、まもない頃はとにかくクンクンないていた。
あまりにも可哀想で、ママの所に連れていった事がある。
ママの元に、かけよりお乳を飲む姿に、私は泣いた。
『人間って勝手だ。』って思った。
この時に私は、固く決心した。
もう、めいちゃんに寂しい思いはさせない。
絶対に幸せにするっと。
私は、正社員からパートになった。
そして、仕事時間も短くした。
私は、めいちゃんと片時も離れたくなかった。
その日から、毎日毎日仕事や、子供達の行事以外はめいちゃんと一緒の時間を沢山作った。
ちょっと出かける時は必ずめいちゃんが、助手席にいる。
私は、友達とも会わなくなった。
美容室にマツエクにかける時間ももったいないと思うようになり、行かなくなった。
私の中で、めいちゃんに使える時間は、全部めいちゃんにあげた。
私の愛情は重いかもしれない。
でも、それぐらいしか私にはできない。
めいちゃんが、ママから離れて私達の所にきて良かったって思えるなら、これからも何でもするつもりだ。

愛猫紅葉も、親猫と離れたのが3週目ぐらいだ…。
今までの子猫とは違い。
しつけが難しい。
しかも、猫かびがあるので、抱いて寝ることができず…
愛情不足のせいか、撫でられるのが苦手だ。
甘えかたも解らないみたいで…。
かなりの、ツンツンツンツンデレだ。
今は、猫かびで隔離中だが、隔離が解禁したら、めいちゃんと生活を一緒にと考えている。
お題『冬になったら』にも書いたが、ストーブが熱い危ないと教えるのは、今までずっとめいちゃんの役目だった。
どの猫にも教えた事がないが、みんなめいちゃんを見てストーブに近寄らない。
そして、めいちゃんに、ストーブが熱いと教えた事がない。
なぜなら、めいちゃんは何故だかわからないが柵が嫌いだからだ。
だから、柵に近づかない。
柵に手をかけることもしなかった。
だから、そんな事を今まで考えた事がなかった。
だが、今回は、隔離中の為そうも行かず悩んでいた。
最近、紅葉が私の言葉に耳を傾けるようになった。
ちゃんとアイコンタクトが取れる回数も増えてきた。
今まで考えていた策を今日、実行してみた。
下準備として、今まで、ストーブを点火する際にずっと『痛いよ。痛い。』『熱いよ。熱い。』といいながら点火し続けてきた。
今日は、点火して手を押さえながら、『痛いよ。熱いよ。』と言って痛いふりして倒れてみた。
しばらく薄目を開けて観察していたら、紅葉が心配そうに近寄ってきて、手を心配そうにクンクンしている姿が見えた。
これは、効果がありそうなので、ストーブの火力を調整する時も、一回一回『熱いよ。痛い。』と言いながら倒れた。
その度、紅葉は心配する素振りをする。
紅葉は、おもちゃがストーブの柵の中に入ると、取ろうとして必死になってしまう。
見ていて非常に危ない。

今日も、おもちゃが、ストーブの柵の中に入ったが、ストーブの柵に手をかける仕草は、なかった。
効果があるみたいだから、この作戦でしばらくは続けようと思う。

11/27/2022, 1:54:15 PM