よつば666

Open App

お題『冬は一緒に』(今回に限り2つのお題を投稿します)

 大神から誘われた夏のイルミネーション日の前日の夜。

船星(ふなぼし)「あの子も来るんだ」

とベット中でポツリと呟き、目を閉じてあの子の顔を思い出していた。あの子とは萌香のことである。
しかし船星は一つ疑問に思う、一体どうやって誘ったのだろう。休みの間に会った?それとも誰かに連絡を聞いた?頭の中で自問自答を繰り返していたら目が冴えてしまい眠れなくなった。時間は刻々と進みとうとう当日の朝を迎えてしまった。待ち合わせは夜だ。昼まで寝れば大丈夫と思い、一度ベットから降りようとしたが、体に力が入らない。僕は知恵熱を出してしまったらしい。動かない体に無理やり力を込めて携帯を手にした僕は大神にドタキャン連絡をメールで送った。メールの最後にこんな文章をつけた。

『この夏のイルミネーションが中止になった場合の話だけど冬は一緒に見れるといいな……なーんてね(笑)』

End【冬は一緒に】

お題『寂しい』

数年前から、両親は僕の事など気にせず、外国に行ったまま一度も帰ってこないのである。
生活費等は銀行にお金を入れてくれているので、不便は無い。
だけど、この広い家に一人でいるのは……寂しい。

特に、体調を崩した日なんてもっと寂しさを感じてしまう。
いっそ犬や猫のペットを飼って寂しさを紛らわすことができるんじゃ無いだろうかとふと思った。

End【寂しい】

12/20/2024, 8:45:28 AM