「おしろできたーー!!」
「わぁでっかーーー!!」
「いやいや、ボクのほうがおっきいもんねーー!」
「ほんとだーー!すげーーー!」
「トンネルもある!どやっ☆」
「なあどこ高行ったん?」
「神一高。」
「ふーん。偏差値高いじゃん」
「お前はスポーツ推薦で野球の強豪校入ったんだろ?頑張れよ」
「おう、おめーもな!!」
「わーカッコイイですねーモテそー」
「こんにちはーそちらもかわいいですねー。」
「何処で働いてるんですか?」
「一応、Googleで働いてます」
「私たち気が合うと思うんです……付き合いません?」
「はじめましてですよね……?」
「よ、久しぶり。最近どうよ」
「幸せだよ。家庭も築けて、憧れのマイホームも建てたんだ」
「結婚式で見た奥さん美人だったなー。まさかマイホームまで建てちまうとは、人生順調だな!」
「お前も彼女のこと大切にしてやれよ。職業的に帰り遅いだろ?」
「ふっふっふっ今日は付き合って3年目いよいよプロポーズすんだよ。次会うときは結婚式だ!ご祝儀準備しとけよー!!」
「おい、死ぬんじゃない……奥さんと子供残してどこへいくんだ……」
「わしはもうダメだ……愛子、こんなわしを愛してくれてありがとう。愛華、孫の顔も死ぬ前に見れてわしは幸せじゃ愛華と愛子はわしの誇りじゃ……ありがとう……そして心の友よ、また逢おう」
「優助さん、若い頃のバイクの旅本当に楽しかったのよ。感情表現が苦手な私の笑顔を引きずり出してくれてありがとう。家事が苦手だったけど必死に私の真似して、優しいお父さんだったね。いままで本当に、ありがとう。優助、お疲れ様。愛華、お父さんにさようなら言っときなさい。」
「おと、うさ、ん。何で、いっちゃうの、わたし、まだ、おやこうこう、して、な、い、ぐすっ、おとうさんが、ないしょでくれた、あのいちごパフェ、こんどは、わたしがおごるから、めを、ひっ、あ、けて、よ、ぐすっ」
「8月16日、ご臨終です。」
「ええほんと誇らしい人生でした神様、今度はどんな人生になりますかね?」
「きっとまたいい人生になるでしょうね
人と比較することなく、自分だけの誇りを見つけられたんですから。」
8/16/2024, 11:46:09 AM