真っ暗闇ではなんにも見えない。
何があるのかもわからない。
わたしの足下に何があるのか、わたしの周りに何があるのか、そもそもわたしの姿もわからない。
わたしはどんな姿かたちをしているのだろう?
周りはどんな感じなんだろう?
気になる思いがたくさん重なって、わたしは一念発起した。
わたしの力を放って周りを照らす。
上手くいってもいかなくてもわたしの姿くらいはわかるはず。
さあ光輝け、暗闇で!
そうして煌めく光はわたしの影を作り出して、わたしはようやくわたしの姿かたちを知った。
なるほど、わたしはこういう感じなのか。
光はすぐなくなってしまったけど、わたしはわたしがわかったから満足。
でも時々光を放とうかな。だってわたしがもう一人いるみたいでさみしくないから。
5/15/2025, 12:04:44 PM