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未来の記憶

果てしなく遠いところへ向かって進んでいると、うまく息が吸えない。耳にゴウゴウと風が纏わりついて、よく聞こえもしない。ただ、目的の先にあるものの正体だけはその輪郭を捉えて、見据えて、突然の出会いのように光っているのは知っている。見たことはないけど、知っている。だから行く。

2/12/2025, 11:52:06 AM