蓼 つづみ

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ミカヅキを歌っていた
彼女の器は、
満ちきった月を迎えたように
夜を超えて 消えてしまった

遺された私は
浮き彫りになった 醜さの影

遠くからの声が
お前は美しくないと響く

近くの声が
お前の価値はお前が決めろと囁く

けれど 私の輪郭は
孤独に浮かんでは
描けないまま

題 三日月

1/9/2026, 11:08:45 AM