君と見た虹あの日、君と見た虹を僕は忘れることは無いだろう。虹の根元にはお宝がある、だなんて君は言って。二人で探しに行ったっけ。人のいない空き地に虹の根元はあって。二人で掘って。宝を手に入れて。「まだそんな夢を見てるの?」誰かの声がする。「お宝なんて手に入れてないでしょ」誰かの声がする。「虹の根元を目指して」誰かの声がする。「私は死んだの」死んだはずの君の声がした。
2/22/2025, 8:23:40 PM