いつまでも変わらないものは、意外と少なくて。
どれだけ大切に想い、あらゆる手を尽くしていても、突然すり抜けていくことも時にはあって。
自分から離れる気は無くても、それを動かす周りの世界がそうならないとは限らない。
スクロールで辿る画面の中、ずらりと並ぶ「あの時」の平穏な日々を残した記録が、もっと遠い過去のように考えてしまうのが苦しい。
いつか、こうやって昔を懐かしむ気持ちも薄れて、なにも感じなくなってしまう人になるのかな?
どうにも信じられずに眺める私だけ置き去りだ。
まだ今も、“ここ”に居られたら良かったのに。
不思議とこんなに後ろ向きな感情を抱くのは、少し肌寒い夜のせいだと思いたいんだけどな。
【一年後】
5/8/2024, 2:55:47 PM