明日も生きているだろうか。
そう思っていた時期がある。
中学の制服を着ることもなく
ある日突然この世からいなくなるんじゃないかと。
赤いランドセルの肩ベルトを握りしめ
夕暮れの鉄塔を見つめながらそんな事を思っていた。
別に持病があるわけではない。
ただ、この世界はあまりに突然に命がなくなるから
幼い私は不安だった。
あの頃の私へ、それはあまりにも正しい世界の捉え方だ。
大人になった今だって自分がいつこの世界から消えるのかわからないのだから。
だからこそ、自分がしたいことに素直になろうと、今、努力をしているよ。
5/24/2023, 10:15:17 AM