NANDAKANAAAAA

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マチがバス停でバスを待っている。シチがやってくる

マチ「よお」
シチ「よ」
マチ「準備は万端かよ」
シチ「たりめーよ」
マチ「...見せてみろよ」
シチ「やーだよそんなん、取られるかもしれないだろ」
マチ「だれに、おれに?おいおい疑ってんのかよ」
シチ「今日のためにどんだけ準備してきたと思ってんだよ」
マチ「それはこっちも同じさ。おれが見せたら見せるか?」
シチ「...ぉお」

マチ、帽子をとる

シチ「おおぉ...けっこうやるな」
マチ「だろ」
シチ「...」
マチ「みせろよ。」
シチ「わーったよ!ホラ!」

シチ、帽子をとる
マチ「おまえのほうがあるんじゃん...」
シチ「いやいやいやいやお前の方があるっしょ!」
マチ「おいおいおい加減にしろよー」
シチ「いやいやいやいや!」
マチ「...楽しみだな、オイ」
シチ「今日で商店街破産させようぜ」
マチ「なぁ、なんでこの"わくわく祭"があるんだろうな」
シチ「そんなの...あるからあるんだよ」
マチ「この"わくわく祭"では金ではなく髪が支払いの手段になる...か、なんでったってこんなの作るのかな」
シチ「まあいいじゃねぇか、おかげで欲しかったものを買うためにこの日までにみんな毛量を増やしたがる、それによって普段から育毛剤の需要が増え続ける。なんかみんな元気になっていいんじゃねぇか?」
マチ「そう思うんだったらいいんだろーけどさ...コレ、もともとバゲてる人にとってはとっても可哀想じゃないか?」
シチ「...まあある意味差別的ではあるよな」
マチ「ハゲ=金無しになるってわけだろ?今日1日とってもじゃないけど嫌な気持ちにならない訳にはいかないぜきっと」
シチ「じゃあなんでそういう人たちは抗議してこないわけよ」
マチ「そーいう人達はハズカシくて言えないの、カンタンだろ?ハゲで抗議するってのはそこはかとなくハズいことなの」
シチ「そーいうもんかなァ...」
マチ「ま、名誉ってのは金より大事ってわけさ」
シチ「今日ばっかりは金より髪だけどな」

バスが来る。2人はこの日のために貯めた髪を散らしにいく。2人が金より大切なものに身をもって気づくのはいつになるのだろうか。

3/8/2026, 2:14:33 PM