夜兎

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暑さを誤魔化すように一口だけ口に含んだ
炭酸が抜けてしまった飲み物は、
色のついた砂糖水のようで甘さがクドく感じた。

君は、対話が苦手だと薄々気づいてる
私が一方的に話す会話は、まるで空虚で意味をなさない。
たまに相槌を打ってくれるけど話は広がらない
なんて淋しい関係性なんだろう

「沈黙より君の声が聞きたい」

ポツリと溢れた本音は君を戸惑わせる
視線を泳がせそっぽを向いた


8/3/2025, 1:29:44 PM