『俺は今、大変疲れています。』
そんなことを恋人にLINEした。
今日は出勤してから恐ろしいレベルで患者さんも、救助要請やら大量に来て休憩時間も全然取れなかった。
割と精神的にも疲弊してしまって、癒し欲しさに送ってしまった。
呆れられてもいい。後悔はない。俺は癒しを求めています。
ご飯を食べる時間もなく追い立てられるほど忙しかったが、ようやく落ち着いた。
ヘロヘロになった隊員全員が少しずつ順番で休憩に入る。
それがやっと俺に回ってきた。
重い足取りで休憩場所に行くと、ようやくスマホを取り出した。
彼女からのLINEがちゃんと届いていて、俺はそれを開く。
――
読み終えたあと、俺は口元を手で隠した。口角が上がり、ニヤニヤするのを抑えられない。挙句に耳も熱くなってくる。あ、これ顔も赤くなっている気がする。
俺は頬を叩いて気合を入れ、用意してあったお弁当を口に運んだ。
「うっし、元気出た!!」
声も聞きたい。会いたいし、抱きしめて癒されたいけれど、彼女も今は仕事中。
俺はお礼のメッセージを送った。
「元気出た、ありがと。俺も大好きだよ」
おわり
一二二、君からのLINE
9/15/2024, 11:48:36 AM