まいける

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もっと知りたい

何年も一緒に暮らしているのにちっともわからない家族のこと。

夫は口数は少ない方でも無いけど、自分についてあまり話さない。
「それじゃいつまで経ってもわかんないよ!」って怒ったこともある。
でも先日夫のお母さんと話してて、「あなたには何でも話すのねぇ」と言われて心底目ん玉飛び出た。
ご冗談でしょ!まじでわからん。

何年もわからんわからんと暮らしているうちに、そりゃ発信側の問題だけでもなかろうとは思っていて、受け手側のセンサーがザル説も考えてみた。
私は安直な言葉の応酬でしか相互理解を図れないと思っているのかな、とかさ。
でもそれの何が悪いんだ、人間は相手を知りたいし自分のことも知ってほしいから言語を獲得し発達させてきたんだろうが!と1人でぷんぷんしたりもした。
話し合える喜びというものは確かにあるしね。

でも人間の存在というものは、人間だけではなく生物かもしれないけど、言葉なんか発さなくても佇まいや表情、存在そのもので多くのことを開示している。
雄弁多弁で美辞麗句なスピーチ上手、でも1ミリも響かない話なんて珍しくない。

夫の存在感は確かにあって、何を考えているのかはいまいちわからないのだが、なぜか抜群の信頼感はある。
私はきっと、何を考えているのかは丸わかりだが信頼感はあまりなさそう。
子供たちの様子を見ているとそんな感じに判断しているようだ。

「知りたい」と思うことは諸刃の剣で、双方の架け橋になることもあれば相手を深く傷つけてしまう暴力にもなる。
ネットにはどちらもうんざりするほど溢れてる。
相手を判断する自分の力に自信がないと「もっと知りたい」って情報を求めるような気もするし、実際知ることによって愛憎が増えていく構造もあるし、やり過ぎは人生をややこしくしそう。
私も夫に「わからん、開示求ム」ってザルを振りかざすことはもうやめて、シックスセンスで読み取る能力をもっと磨きたい所存です。

3/13/2026, 2:41:26 AM