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「放課後」


放課後のチャイムと同時に体育館へ走り出す。

廊下は走らない。そんなルールはここにはない。
競っているかのように、追われているかのように
一目散に体育館へ向かう。

体育館の扉を開けると暑くて汗臭い。
うんざりする気持ちを抑えながら準備をする。
遅いと先輩に怒られるから。
座ることさえ許されないから。

地元を離れ部活に打ち込む。
毎日、朝練から夜遅くまで練習に打ち込む。

私なんでこんなに頑張るんだろう?
なんのためだろう?

辞めたい、逃げたい。
辛い練習を耐え、乗り越える。
それでも思い通りにはいかない。
何度も心が折れる。
地元に帰ろうか。部活なんてやめてしまおうか。


好きだったものがこんなに嫌いになってしまうなんて。

これが絶望感なんだ。塞がってるってこういうことなんだ。
頑張るってこんなに苦しいことなんだ。
じゃあ今までの私は頑張ってなかったんだ。

…それは屁理屈すぎるかな。
まだ認められないんだ。受け入れられないんだ。
ちゃんとやれなかったという思い出しかないの。
だけど、この苦悩が私に生きる道をくれた。

そんな私の青くて苦い放課後の思い出。

10/12/2023, 12:16:35 PM