もう一つの物語あれは、風が少しだけ、秋を運んで来た位の頃…近道をする為に、いつも横切る公園のベンチに、長い髪を揺らし乍ら、俯向き加減のあなたが居た…何時もは、穏やかに微笑んでいるあなたが、寂しそうに見えた…そんなあなたが、気になって、声を掛けて…其れから、何となく、言葉を交わす様になり、何時の間にか、心が、あなたで満ちて来ていた…そして、今では、同じ時間を歩み始めて同じ未来を…そんな、もう一つの未来を、一人で描いている…
10/29/2024, 3:30:48 PM