【この道の先に】
ある時は敷かれた道の上は棘だらけで
ある時は目隠しされて前を見失って
ある時は背中を的にされて
ある時は持ち物を全て捨てろと門番に言われ
ある時はとおせんぼされて遠回りをさせられて
もはや道を歩いているかさえ怪しくて
あの時にきみが見つけてくれなくちゃ
きっと周りに唆されるまま
崖の向こうへ続く見えない道を進んでしまってた
僕を突き落とそうとしたみんなはもういなくなって
どの場所を歩いて行ったかもわからないし
みんなが道と呼ぶものが僕には見えないけど
きみと手を繋いだ時に感じた方向にただ進んできた
この道の先に
きみが存在し続ける未来を創っていくために
2024-07-03
7/3/2024, 2:03:37 PM