頭がふらつく。腹がキュルキュル音を鳴らす。お腹が空いたとも食べ過ぎとも感じてしまう。食事は回数制でそれ以上は怖すぎて食べれない。意味不明な拘りを持ちながらも芯のある行動をする小説の登場人物じゃないんだ。誰の共感も得られない支離滅裂でバグってる。食べたいのに食べれない。空腹感が常に付き纏い、満足のいく食事を摂った覚えがない。満腹は恐怖であり耐え難い嘔吐感を伴う。読んでいて不快になる。これが同情を誘う可愛げな行為なら主演男優賞ものだ。
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"やあ、いらっしゃい"
君が隠した鍵はボクの部屋のルームキー。ダニが飛び交うベッドと壊れたシャワーしかないけれど、いつでも遊びにきてよ。
らっきょうor梅干し1個とメインを2口ご馳走するよ。
"もっと食べたい?大丈夫!"
ボクは10年以上コレで生きてるから。
同じ食事をしよう?
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鍵をかけられ、部屋は見なかったことにされた。
題『君が隠した鍵』
11/24/2025, 7:29:51 PM