斜陽が名残惜しげに世界を染めてゆく宵の紫を引き連れて千切れ行く月を引き連れて何もかもが死んでゆくようなそんな静謐さを世界に撒き散らして水平線の彼方へ消えてゆく私だけがまるで世界の全てに拒まれたようにぐらつく足元で帰路に着くまだあの未練がましい橙が瞼の裏を離れないお題:沈む夕日
4/7/2024, 12:19:54 PM