名もなき鼓動

Open App

「フィルター」

自分は自分であるが、自分ではない。

誰かと話すとき、自動的に自分にフィルターがかかる。
例え親友であっても、家族であっても。
意識的にやっている訳ではない。
関わる対象が変われば、フィルターも変わる。

自分のはずなのに、自分ではない。
明るく振る舞う自分、頼られるような自分…

暗くて、無気力で、残酷。それが本来の自分。
独りのときは全て負の要素で構成されている。

社会から拒絶されるのがきっと怖いのだろう。
環境に適応するために、フィルターが負の要素を内へ留め、同時に美化する。

元の自分を受け入れてくれる人なんて実際いるのか。

本当は、そんな自分に触れて、受け入れてほしい。

このままでは、フィルターの自分が偽りの自分となる。
そうなれば、自分は何かの操り人形だ。




…苦しみと葛藤の渦に溺れて、"自分"はこの世に溶けていく。

9/10/2025, 4:25:19 AM