毎日辛くて
このまま死んでやろうかと思いながら
横断歩道を渡っている時
救ってあげようか。と、
すれ違いざまに言われた。
驚き振り向くと
一つ目の描かれた
昔のお面のようなものをつけた人が
こちらを見ている。
あの、!と声をかける前に
わかった。と言われた。
振動が来て
電話かとスマホを出すと
古い鳥居が映った。
そして気がつくとその鳥居の前で倒れていた。
潜ると神社があって
そこには
さっきの人みたいなお面をつけた人、
一つ目の描かれた紙をつけた人、
一つ目の描かれた竹傘を被った人など
大体30人くらいの人がそこにいた。
さっきの人は
急に目の前に現れたと思うと
私に紙をつけた。
意外にも一つ目のところから目が見えて
転ばずに済んだ。
いきなりみんなが
手から杖を出して
常闇幻日。
そんな声が聞こえたかと思うと
今度はみんなどこかへ行ってしまった。
それからはずっと神社にいた。
薄暗いのはずっとのようで
私は杖を出す練習をした。
この人たちは謎だらけだけど
なんだか居心地がよかった。
"Good Midnight!"
現代っぽさも私も捨て
そっと寄り添うように苔の匂いがしてくる。
輪廻を廻す私たちは
今日も常闇幻日と。
1/14/2025, 3:09:19 PM