るに

Open App

私のすぐ乾いた髪を
羊毛みたいにふわふわだと言っていた君に
そっと伝えたいこと。
本当は君のことが大嫌いだった。
私の仲のいい友達が君と仲良くしてたから
私も真似してただけ。
友達なんてちっとも思ってなかった。
でもさ、
そんなこと直接言えないからさ、
いつかこうやって
絶対傷つけてやろうと思って
じっと待ってた。
それなのに君ときたら
ずっとニコニコでまとわりついてきて
けど、
私の好きな花を
平気で踏み潰すのは変わらなくて。
雨が降ってきた時、
折りたたみ傘を差そうとしたら
傘を忘れた君が
入れて欲しいと言って
追いかけ回してきたのは
本当に気持ち悪かったよ。
そのせいで髪はびしょびしょになって
そよ風で乾いた髪を
羊毛みたいにふわふわなんて言って
機嫌も好感度も
治るわけないのにさ。
"Good Midnight!"
本当の本当はね
怒られたことないのに
君の怒る顔が頭から離れないんだ。
怖くて怖くて
嫌いってことにしたら
なんだこいつってなって
避けてくれたりしないかなって。
毎晩思うんだ。
君を嫌いになって
君の顔を思い出せないようになりたいって。

2/13/2025, 1:41:05 PM