今日はバンジージャンプを体験しに来た。
「まあ、所詮遊びだが」
私がカッコよくカッコつけていると、前に飛ぶ人がまごついているのが見えた。
チャラい男性だ。
「これ高くねーマジかぁー」
怖くて飛び降りられないらしい。
この底辺民が。
しかし人格者である私は手を差し伸べる。
「宮○タックル2023!!!」
私は全力の体当たりをかました。
あと命綱は切っておいた。
男性は勢いよく落ちていった。
クッションがあるから即死は避けられるだろう。
さっさと飛べよカスが。
ふと、気づいて下を見てみる。
「え?何これ高い」
思ったより高さがある。
なんか思ってたのと違う。
私は少しの間悩んだが、今回は帰ることにした。
考えてみれば、わざわざ4270円も払って飛び降りる練習をするなんて狂気の沙汰である。
危うく騙されるところだった。
私はその場を後にしようとしたが後ろで何か聞こえた。
「一緒に飛びましょう」
私の後ろで待っていた人が私の手をつかんで飛び降りようとした。
「え?ちょ命綱は?、、、」
言葉を発するまもなく私たち2人は落ちていった。
ちなみに下にクッションはあるが石でできているので安全ではない。
私は石に直撃し帰らぬ人となった。
「やはり危険な遊びだったか」
全てを見ていたスタッフは納得した。
7/14/2023, 2:53:43 PM