眠りに落ちるとき、暗闇に吸い込まれ落下していく感覚がたまにある。その先には暗いトンネルがあって、先に広い森がある。その森の広場らしき中心部分にぽつんと椅子が置いてあった。なにげなく座ってみたら椅子が動き出した。気づくとスーツ姿の初老の男の人が立っていて、「これはあなたの人生です」と側で呟いていた。そんな夢を、見た。あの男の人は、きっと、誰の中にもいるんだと、思った。そして、私たち自身の人生をじっと、見ている。
6/19/2023, 8:23:15 AM