昔のヒトにとって夜は危険だ
僕らが闇を恐れるのにその名残がある
沈む夕日はその闇の訪れを予感させるものだ
だが僕らはそれを恐れるどころか美しいと感じる
夕焼けの発生条件は西の空に太陽を遮るものがないことだ
それは偏西風が吹く中緯度帯では翌日晴れることを意味する
それを知ったとき僕は一度納得した
だが貿易風や極偏東風が吹く地域の人達は夕日を見てどう感じるのだろうか
そのような地域では夕日は翌日の晴天を意味しない
では彼らは沈む夕日を恐れるのだろうか?
僕は彼らも同じように沈む夕日を美しいと感じるのだと思う
ヒトが沈む夕日を見て美しいと思う理由はもしかすると生存に関係ないところにあるのかもしれない
4/7/2024, 3:56:32 PM